必要のない事とはなんでしょうか。
普通、「必要のない」という言葉を使う時には、
「○○するのに必要ない」
「○○にとって必要ない」
といった使い方をします。
「○○するのに必要ない」の○○は物事が入ります。「○○にとって必要ない」の○○には人が入りそうです。
では、会社の中で必要ない事はなにかというと、
「『利益を上げる』のに必要ない事」
「『お客さんや会社』にとって必要ない事」
ですね。
営業でなくて事務系の仕事でも、どんな仕事でも、目的は会社の利益に貢献する事です。間接部門はコストセンターとは言われますが、間接的に利益に貢献する部門とも言えます。
・経理であれば、財務諸表をまとめて利益向上を目指す経営判断をサポートする
・人事であれば、従業員のやる気が出るような労働環境や人事制度をつくり、従業員がより良い仕事をして利益に貢献できるようにする
・営業事務であれば、営業が仕事に専念できるようにサポートする
・工場の工務であれば、工場内の作業を効率化できる治具をつくる
など、どの部署の仕事も最終的には会社の利益につながるはずです。どこをどう辿っても会社の利益につながらない事があるとしたら、それはやる必要の無いことです。
コツコツ入力作業をして使われないデータをまとめる
ダブルチェックしなくていいのに慣習によりダブルチェックしている
誰も読まない社内向けの資料を作成する
こういった仕事は利益を生まない仕事です。会社の利益につながらないのでないかと思われる仕事は、排除したいものです。
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