どんな仕事にも、入口と出口があります。
■データ分析の担当者
【入口】分析とレポート作成の依頼があった 【出口】レポートを提出して報告した
■新製品の開発
【入口】お客さんから開発の依頼があった 【出口】開発サンプルを作ってお客さんに見てもらった
■工場の作業現場であれば、
【入口】流れ作業で前の工程から仕掛品が流れてきた 【出口】仕掛品を加工して次の工程に流した
■おつかい
【入口】買い物を頼まれた 【出口】買ってきたものを依頼主に渡した
どんな仕事でも依頼主が依頼をするところから仕事が始まります。もちろん自発的に行う事もありますが、誰かが必要としていることを行うのが普通です。
どんな仕事に取り掛かるときにまずすべきことは、計画を立てることです。
大きくない仕事でも、計画を立てたり、仕事の設計図を描くことをすべきです。そうすると、やり直し、やり忘れが減ります。また、最初に一番いいやり方は何かを考えることで、目的を達するための最短の道筋が考えられます。
先の事を考えずに仕事を開始して、途中で、あれがなかった、これをやるのを忘れていた、このやり方でなくこっちのやり方がよかった、と問題が発生してしまうことは無いですか?仕事やった意味がなかった、とか。
例えばデータ分析の仕事では、データを集める前に、
「このデータ分析の目的は何なのか?」
「集めようとしているこのデータを何に使うために集めるのか?」
といった点を吟味します。
データを集めるのは、ものによっては大きな労力がかかりますから、集めた後でやっぱり使わなかったみたいになってしまうと、その大きな労力・時間がムダになってしまうわけです。分析の目的や、必要なデータ量、どうやって解析するかなど最初に決めておくべきなのです。
どんな仕事にも入口と出口があります。入口のところで立ち止まって出口までの道のりを考える事で、仕事を早く処理できるようになりますし、仕事の品質も向上します。
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