他人を妬み、他人に不満を持つと不幸になる

心を楽にする考え方


昔、イライラしながら仕事をしていることがよくありました。

 

どんな時にそうなるかというと、他人に対して妬みや不満を持ったときが多かったように思います。

 

・あの人は何かの用事があって早く帰ることがしばしばある

・有給がとりづらい雰囲気なのにあの人だけよく有給をとっている

・自分の前工程の人の仕事が遅くて、自分が仕事に取り掛かるのも遅くなる

・他人のミスの尻拭いをしょっちゅう任される(しかも毎回同じようなミス)

・面倒な仕事だけこちらに押し付けてくる

・同位の同僚がいるのに、上司からの雑用はいつも私の方にくる(同僚よりも私の方が頼みやすいらしい)

 

こういう感情をもってしまうと、経験的にまったくいいことがありません。負の感情が渦巻いて、仕事も進まなくなり、どんどん不快な気分になっていきます。

 

その後、妬んでいた人に上手くいかないことがあると、「他人の不幸は蜜の味」と感じてしまうわけです。他人の幸せを妬む人の傾向がある人ほど、そう感じてしまうことが科学的にも証明されているようです。

 

妬みや他人の不幸を喜ぶ感情に関する脳内のメカニズムが明らかに

身体の痛みに関係する前部帯状回が心の痛みである“妬み”にも関与していることは興味深く、この活動が他者と自己との関係性で変化することもわかりました。妬みの対象の人物に不幸が起こると、その人物の優位性が失われ、自身の相対的な劣等感が軽減され、心地よい気持ちになります。この心の痛みの強い人ほど、他人の不幸が起きると痛みが緩和され、蜜の味と感じやすいことが脳科学的に示されました。

 

脳科学的にみても、人間というのは他人を妬んでしまうものなのかもしれませんが、他人を妬んで、他人に不満を持って、どうなるというのでしょうか。なんにもなりません。

 

他人が妬ましく思うのであれば、自分もそれを真似して上手くやればいいのではないでしょうか。なんであいつだけいい思いをして、と思うのであれば、自分もそうすればいいのですし、不満があれば解消できるやり方を考えて実行すればよいのです。

 

有給を自由にとっているのがうらやましければ、自分も有給をとればいいのです。

 

自分の前工程の人の仕事が遅くて、自分が仕事に取り掛かるのも遅くなるのであれば、前工程の仕事に働きかけて早くやってもらうようにすればいいのです。

 

他人のミスの尻拭いを任されて嫌であれば、その人にミスをしないためにこうしたらどうかと提案したり、ミスは当人自身で後処理してもらうようにしたりすればよい。

 

雑用が自分のところばかりにくるのであれば、雑用の割り振りについて上司に相談すればいいわけです。

 

「なんであいつだけいい思いをして・・・」と他人を妬むこと、「なんであいつはいつもミスして迷惑かけて」と他人に不満を持つことは、自分にとってプラスになりません。

 

そんな人のことを考えるより、自分の事や自分にとって重要なこと、自分がやりたいことを考える方が何倍も有用なことだと思います。それには、「他人は他人、自分は自分」と心をコントロールする必要があります。他人をコントールすることはできませんが、自分をコントロールすることは頑張れば可能です。

 

どうすれば自分の仕事や生活をよりよくできるか、どうしたらもっと自分が幸せになったり豊かになったりできるのかを考えて実行することが大事なのです。上手くやっている他人様のことなど、自分の人生にとって関係ないはずです。まあ、家族や恋人、親友が上手くやっているのは自分も嬉しくなるとか関係してきますが。

 

自分は自分の人生を歩むのみであり、他人はその人の人生を歩むのみです。他人が何をしていようが、自分の人生はそれに影響されるべきではないと思います。

 

 

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