人を間に挟まずに当事者に話をしよう

コミュニケーション


質問や依頼をするときは、聞くべき人に聞き、依頼すべき人に依頼をしないといけません。

 

質問の答えを出せる人、依頼に対応できる人、つまり当事者に直接話をするということです。直接当事者に依頼すればいいのに、依頼しずらいから、その人の部下や周りの人に話をしてしまう人がいます。

 

依頼された人は、当事者に話を持っていきます。当事者から質問が出てきてしまうと、依頼者のもとに戻って質問内容を話して・・・と依頼をされた人が間に入ってしまい、伝言係になってしまいます。

 

質問や依頼へ返答するときも同じことです。仕事の依頼を受けて実施をしたら依頼者に対して報告するのが普通ですが、依頼者に話をしづらい場合など、その周りの人に報告して、「じゃっ、○○さんに伝えておいて。」とやるような人がいます。

 

こんなことがありました。

 

Sさんが他部署のHさんに○○をしておいてくれないかと依頼をしました。Hさんはそれを行うことができなかったので、

 

「○○が理由でできなかったと伝えておいてくれ」

 

とSさんと同じ事務所で仕事をする私にお願いをしてきました。私にはなんのことだか分からない話でしたが、年上の方でしたので話を受けて、私がSさんに話を持っていくと、当然ながら「なぜできないのか?」と聞かれました。答えようもなく、再度Hさんになぜできないのか聞きに行きました。完全に間に入ってしまったのです。

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話す方からすると、当事者に話をしても、当事者の周囲の人に話をしても、話すのは1回であり手間は変わりません。

 

当事者が話づらい人、苦手な人であると、当事者ではない周囲の人に話をして、その人を間にいれてしまいます。間に入れられて仕事をする方にとっては、たまったものではないですし、会社全体で考えれば、一人でも間に入れれば、その分業務の工数が増えることになり、会社にとってマイナスです。

 

仮に人に伝言を依頼するのであれば、その伝言だけすれば相手が理解をする、納得をするような状態でなくてはいけないと思いますし、そうでなければ伝言を頼むのは、よくないと考えます。依頼者は、人を間に入れてしまわないように注意すべきですし、伝言係りのようなことをさせられそうになったら断ることが必要です。

 

 

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