・面倒だなと思ったこと
・大変なこと
・やりたくないこと
こういったことをそのまま放置していませんか。文句を言いながらやり続けていることはありませんか。
面倒だな、大変だなと思うことは、実はそこに改善の種があります。自分のこと、周囲の同僚のことでも、この面倒だ、大変だということを集めてみましょう。そして、集めたことに関して、少しでもいいので創意工夫をして、もっと楽にできないか、便利にできないかを考えましょう。
まず、そもそものその面倒だと思ってしまうようなことは、本当に必要な仕事なのでしょうか。会社の中の仕事には、慣習があるだけで意味もなく続けていることが少なくないです。いつもやり続けているとそれが普通のこと、やらなくてはいけないことだと感じてしまい、継続していくことになります。
新しい人が会社に入った直後は、「なんでこんなやり方してるの?」といったことがそういった点が目につきます。
私の職場の部門長が入れ替わったときの話です。
私の関わっている業務ではなかったのですが、新しい部門長が私の同僚によくこんなことを言っていました。
「この仕事はなんでやっているの?」
「この仕事はやる必要あるの?」
「こういうふうにやったほうが楽なんじゃないの?」
新しい部門長に指摘されたその仕事はやらないことになったのですが、何か不具合が出ててくることはありませんでした。
ある雑務を行っているパートの人は、毎日2時間ほど残業していたのですが、 残業をしないようにしてくださいと言われたり、この仕事はやらなくていいと指示されて仕事がスリム化し、毎日定時で帰れるようになりました。
今まで無駄なことをやっていたということがわかります。
面倒だな、大変だなと少しでも思うことを集めましょう。そしてその仕事に関して、
・この仕事はなんのためにやっているのか
・ほんとうに必要なことなのか
・もっと良いやり方はないか
を考えることです。そして、仕事のやり方を変えることが重要です。何も変えずに同じことを同じようにやり続けるのは、 同じところに停滞しているどころか、衰退することになるでしょう。
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