嫌なことでイライラしていても、何にもならない

心を楽にする考え方


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以前私は、仕事をする中で毎日、イライラ、イライラとしていました。 イライラの対象はほとんどが人でした。

○○された!
あいつのあの行動はなんなんだ!?

と、嫌いな人の事やその人からされた事が脳裏いっぱいに広がり、イライラが充満することがありました。仕事が終わって帰宅中にもそのことを思い返しては、イライラしていたのです。

そんなことを思い浮かべていても、それが自分にとってプラスになることないのにもかかわらずです。

 

以前は、しょっちゅうイライラしていました。たとえば、このようなことです。

「○○の資料があなたのところにあると思うので探してくれないか」と言われたので、10分程かけて探してみたのですが、見当たりませんでした。依頼をした人のところにいって報告しようとしたら、当人は帰宅をしていなくなっていました。そして、探してくれと依頼された資料は、その人の部屋にありました。今探してくれと言われて、すぐ必要なのだろうと探して結果を伝えようとしたのに、帰ってしまっていたことに腹が立ちました。

こんな小さなことでもイライラしていました。

 

 

イライラしてしまうときは、次のことを考えたり実践するようにしています。

■まずは、客観的に自分を見る

今、自分が嫌な出来事をわざわざ思い返してイライラしているということを客観的にみることです。

自分の感情を客観的にみられなければ、ずっとイライラする不快な気分が続いていくことになります。嫌な気分を増幅させるのではなく、「私は今、嫌な気分を増幅させているな」と一歩引いて考えることができればいいのです。が、これは一朝一夕ではできません。少しずつつ、

「あっ、今イライラしているな」

と気が付いていくしかないです。それができた後は、意識して思考を他のことに振り向けることを繰り返すしていくしかないです。

 

■なぜイライラしてしまうのかを考えてみる

イライラすることに気を向けるのでなく、なぜイライラしてしまうのか、どんな心理でそうなってしまうのかがわかれば、それが学びになります。上手い回避方法が浮かんでくるかもしれませんし、逆の立場で、自分がそれを他の人にしてしまうことを防止できるようになるはずです。

 

■全く別のことを考える

イライラの元とは一切関係ないことを考えることで、嫌なことから思考を遠ざけます。無理やりにでも意識して、遠ざけることです。

 

■「こんなこと考えていても、なんにもならない」ことを理解する

いうまでもなく、イライラしている時間は何も生み出しません。後になって冷静になれば、腹の立つ出来事をわざわざ思い返してイライラしていることが無駄なことだと理解できるのですが、イライラしている最中は、1人で文句をぶつぶつ言って悪態をつくことに熱中してしまいます。

自分の未来にとってなにもプラスになりません。それでしたら、イライラの対象人物にイライラをぶつけてみるくらいの方がまだましかもしれません。

 

嫌な人のことは考えないようにします。また、嫌な人とは仕事上必要最小限で関わるようにし、接触量を減らしていくのがいいです。自分にとってまったくプラスにならないことに時間を使ってもしかたがありません。自分にとってプラスになる時間の使い方をしたいものです。

 

 

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