仕事の効率を上げて、速く仕事を終わらせるほど、仕事量は増えていきます。
仕事を速く片付けて残業も少ないとなると、余裕あるのだなと思われて、仕事を依頼されたり、あいつは速く仕事をやってくれるからあいつにお願いしよう思ってもらえて、依頼される仕事の量が増えていきます。
あるとき、仕事の作業スピードを上げる方法を徹底的に試したことがあります。
どんなことを行ったかは他の記事にも書いていますが、ショートカットキーや単語登録などの小さなテクニック的なものもあれば、必要のないムダなことをしないとか、1回の動きで複数のことをやるといった意識や段取り的なこともあります。ひとつひとつを実践していきました。
そうしたら、これまでよりぐんぐん仕事を速くできている実感が得られるようになっていきました。 残業もなくなり、毎日ほぼ定時に帰ることができるようになったのです。そして、仕事をどんどん前倒しでできるようになりました。
すると、どうでしょう。なぜか、以前よりも多くの仕事が入ってくるようになりました。 依頼される量が増えていったのです。依頼者は、「 あいつは余裕がありそうだからこの仕事を依頼しよう」と思ったのでしょう。 効率を上げて速く仕事をやると、空いた部分に仕事が入ってくるようになります。
ここで、せっかく速く仕事を終わらせたのに、仕事をどんどん入れられたら意味ないな~とか、同僚の誰それは遅いペースでやっていて、依頼される仕事の数が少ない、仕事遅くて私よりぜんぜん少ない量しか仕事してないのに 同じ給料なのはおかしい、と思ってしまうかもしれません。
でも、そうしたら、さらに効率を上げて仕事をすればいいのです。極限までスピードを高めるつもりでやれば、様々に取り組むことはあります。その後、再度余裕を作り出すことができたら、また仕事の依頼数が増加するでしょう。そうしたらさらに効率を上げていく・・・これを繰り返していくと、スピードが格段に上がっていくでしょう。
スピードには価値があります。ある従業員が同じ仕事を2倍のスピードでやれば、会社からみれば人件費が1/2になることと同義です。
会社の中を見渡すと、仕事が速い人、遅い人がいます。1日だけ見るのでは、仕事量にそこまでの大きな違いはないように見えても、それが何日も積み重なっていけば、相当に大きな差が生まれます。
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