勉強したこと覚えて忘れないようにする方法

勉強・読書


時間をかけて勉強したことなのに、ぜんぜん頭に入っていなくてガックリしてしまったことはありませんか。テキトウにダラダラと勉強するだけでは、せっかく時間をかけて本を読んだり、問題を解いたりしても頭の中に残りません。

勉強したことを覚えるための方法について、お伝えします。

目的を強く、明確にする

英語の勉強の話です。私の知り合いに英語教室の教師がいるのですが、「どんな人が早く上達するの?」と聞いたことがあります。返ってきた答えは、

「勉強して上達しなければならない必要に迫られている人)」

でした。

会社で海外転勤が決まって、英語を覚えないと仕事にならないとか、○○ヵ月後の会社内でTOEIC○○点以上とらないと昇進できないといったような、いやがおうにもやらなくてはならない人とのことでした。

いつまでにやらなくてはいけない!期限付きであるのが重要です。

  • なんとなく、おもしろそうだからやってみたい
  • まわりがTOEIC受けているから自分も受けてみたい
  • 海外旅行でちょっと英語をつかってみたい

こういった目的だと、やらなかったとしても何も支障がないですよね。よって本気になれません。

興味を持つ

好きな人が、私の誕生日は、○月○日で・・・と発言したならば、脳内に焼き付くでしょう。

でも、どうでもいい人が、私の誕生日は、○月○日で・・・と発言しても、その言葉は右から左に流れていきますよね。

勉強していることに興味を持つことです。逆に言えば、興味のあることを勉強するのがもっともよいのです。

深くまで理解する

なぜ、なぜ、なぜ、と深く掘っていきます。その覚える対象が、なぜそうなっているのか、そうなっている目的はなにか、まで覚えていくのです。そうすると表面的な言葉だけでなく、つながりとして頭の中に入ります。

思い出す時も、そのつながりをたどって思い返すことができます。

経験する

たとえば、エクセルの使い方を学ぶ時、本を読んだだけでは、ほとんど覚えられません。実際に手を動かして、エクセルを使ってみることで、記憶が定着し、実際に使えるようになります。

実際にやってみることによって得た知識は、記憶されるのです。

  • 確定申告の知識について勉強した人と
  • 確定申告の勉強をして実際に申告をした人

どちらが上手く確定申告について説明できるでしょうか。

当然、自らやってみた人です。

何かと関連付けて覚える

カビについて覚えなくてはいけないとしましょう。カビがよく繁殖する温度はおおよそ20~30℃です。

「これを覚えるときに、自分(人)が快適に感じる温度と同じ」

と覚えてみるのです。人が快適に感じる温度は、服を着ない生物としての人(裸)であれば、だいたい20~30℃となるでしょう。

こうすると、カビがよく繁殖する温度は・・・忘れた!となっても、でも、カビがよく繁殖する温度は、人が快適に感じる温度と同じだから・・・20~30℃だ!

と思い出せるのです。

英単語を覚えるときにも使えます。

blow・・・B’zの曲で、「blowin’ blowin’ in the wind. 風に揺れ~る♪」という歌詞の曲があります。この歌と紐づけて、blowは風が吹くことだな、と覚えられる。

mighty・・・力強い。の意味です。K1の選手でマイティ・モーという強い選手がいたな、ってことで、マイティは力強いと覚えられる。

集約して覚える

個別に一つ一つ覚えるのではなく、ココを押さえておけばすべてわかるポイントを見つけて覚えます。

たとえば、会計の話。会計には、財務会計、税務会計、管理会計など種類があります。財務会計はこうで、税務会計はこうで・・・、と一つずつ覚えるのでなく、

「○○会計の○○は、会計を示す相手先が入る」と考えるのです。

つまり、

財務会計なら、投資家に見てもらうための会計(資金を調達するとき)

税務会計なら、税務所に見てもらうための会計

管理会計なら、社内の管理者に見てもらうための会計(社内トップが損益など確認)

となります。

「○○会計の○○は、会計を示す相手が入る」とだけ覚えればいいのです。

反復する

とにかく、しつこく反復してみてください。20回、30回、口に出してみるなど。
かならず記憶に残ります。

集中力を発揮する

集中しているか、していないかで物事を記憶できる力は変わります。

集中するためには、集中を邪魔するものを排除します。気を散らせてしまうものが目に入らないようにする。たとえば、スマホ、読みかけの雑誌、本など。今やっていること以外は目につかないようにするのです。

さらに、それを扱うのにひと手間かかるようにしておく。たとえば、PCの電源は切っておく。スマホの電源も切っておく。ふと気になることがあって検索がしたくなったり、SNSをやりたくなっても、電源を入れて起動するという手間があり少々面倒なので、じゃあいいや、となるのです。

これが、すぐ横にスマホが置いてあって、電源が入っていて、SNSにもログイン状態になっていると、すぐにできてしまうので、始めてしまいやすいです。

 

 

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