私の知り合いに、話始めるときに「なんか」をつけるのがクセになっている人がいます。
「お客さんはなんて言っていたの?」と聞けば、「なんか~、○○って言ってたんですけど・・・」
「そういえば、あの仕事は受注できたの?」と聞けば、「なんか~、まだ連絡なくて・・・」
と返ってくるのです。このような言葉を頻繁に使っていると、しっかりしてない人に見られてしまいます。他にしっかりしていないように見られる、自信が無いように見られてしまう言葉で、
- たぶん○○と思います
- よくわからないけど○○かなぁ。
- ○○な感じです。
といった言葉があります。
- ちょっと~
- けっこう~
- いつも~
- みんな~
などは、程度があいまいではっきりしていませんよね。できるならば定量的に表したほうがよいです。
こういった言葉は完全に使わないようにするのは難しいですが、自信の無い人に見られたくなければ、意識して使わないようにするのがよいです。
私も口にしてしまうことはありますが、その際は言った瞬間に、「あっ、今『たぶん』と使ってしまったな」と気が付いて、気を付けようと思うことができています。
上に書いた「なんか~」を連発する人は、自分のその口癖に気づいていないかもしれません。
一方で、話を強く言い切る人は、それだけで説得力があるように感じてしまいます。会社である調査、分析結果をもとにして、今後の施策をどうするか話をするときのことを考えてみましょう。この際に、次のどちらのほうが聞いていて説得力がありますか?調査・分析の結果とそこから導き出した結論は同じとします。
「分析するとこんな感じの結果が得られました。たぶんこの施策を実施したほうがいいかなと思います。」
「分析するとこの結果が得られました。この施策を実施したほうがいいです。」
話の内容、結論は変わらなかったとしても、言葉尻を変えるだけで、前者の言葉と人にたいしては「自信がなさそうだなぁ、大丈夫かなぁ」という気分になりますが、後者の話とひとにたいしては「この施策はよさそうだし、この人には任せられそうだな」と思いやすくなるはずです。言い方が違うだけで、こうも変わってくるものです。
人の言葉、また自分の言葉をよく意識して聞いて、あなたを自信が無い人に見せてしまう言葉を使わないようにするのです。まずは、語頭と語尾から意識することを始めてみるのはどうでしょう。
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