講演や講義などの最後には質疑応答の時間が設けられますよね。私は講演やセミナーに参加することがあります。そのときの質問を聞くと、今の質問よくわからないな~、ダメだな~などと思ってしまうことがあります。他人がしていることなので客観的によく見れてしまうわけです。
よくあるダメダメな質問の仕方について、5つお伝えしたいと思います。自分もこれに気をつけねばと思う次第です。
前置きが長すぎる
・講演者のこと以前からファンでして、出されている本は全て読んでまして、特に○○の本が好きで何度も読み返しています、うんぬん。
・今日は、○○から来まして、長い時間かけてきました。こんな大きなホールが聴衆で埋め尽くされてましてどーのこーの。
などなど、とにかく前置きが長い。
前置きにも意味はあります。いきなり急に質問するより、雑談ではないですがひと言あってから質問に入ったほうが、聞く方も準備ができるのです。その意味では、前置きでは軽く短い言葉でいいはずです。
前置きが、これからする質問にとって必要なこと、質問内容とリンクすることであれば、まあ多少長くてもいいのですが、だいたい何も関係ないことが多いですわ。
自分のアピールをする
・自分はこんな経験を持ってまして、そのときにはこんなことがあって、自分はこんなふうに思いますけれども、・・・。
・弊社では○○の取り組みを行ってきてまして、まあ成果は出てきているのですが、うんぬん。
私が見た自己アピール質問でこのようなものがありました。講演内容に関係したある事件を例にあげて質問したのですが、その事件の事情とか背景について持論を2分くらい展開してから、質問をしていました。私はこんなに知識がありますよ的な話だが、ぜんぶバッサリカットしてもなんら問題ない話でした。長いよなぁと思いました。
すでに説明されたことや少し調べればわかることを聞く
講演内で説明したこと、あるいは、講演者の本を読んでおけばわかるようなことを質問してしいる人がいます。質問する意味ないなと思います。
本筋から外れた質問をする
今日の話と関係ないよな~って質問です。企業経営の話をしたのに、経済動向について質問をしたり(まあ関連はしているんですが)、はたまた趣味は何ですか?的な質問。
要領を得ない質問をする
うだうだと話して結果はっきりと質問していない人を見たことがあります。質問になってないよなと思いました。
まず簡潔に、○○はなぜそうなるのですか?とか、○○と○○の違いは何ですか?と聞いた上で、その質問の背景を説明する流れがいいかと思います。
講演では、講演者の話だけでなく、質疑応答タイムでの質問者の質問の仕方についてもよく聞いてみると、学びになる発見があります。
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