仕事帰りに時々寄る店で、保険の営業をしている現場に出くわすことがあります。若い女性が男性に保険の話をしているのです。保険営業の光景は、ファーストフード店や喫茶店で見かけることあるかと思います。私はコーヒーを飲みながら読書をしていて別に聞く気はないのですが、話の内容が聞こえてきてしまいます。保険の話だけではなくて、長いこと雑談話をしていることが多いですね。
セールスレディは質問します。仕事の話から趣味の話、休日はどうしてるだとか、朝ご飯は何食べてるだとか。
セールスレディは話します。自分の仕事のこと、趣味のこと、昔通っていた大学のこと、昔やっていた部活のこと、などなど。
プライベートな話をしているので、生保レディがスーツを着ていなかったら、初めてのデートのような会話です。
先日耳にした話は、こんな感じです。(繰り返し、私には盗み聞きする趣味はないのですが、勝手に聞こえてきてしまのです…。)
一通り保険の話を終えた後に、雑談をします。セールスレディがまた楽しそうに話すんですね。
仕事の話を聞いて、
「え~、すごいですね~」
趣味の話を聞いて
「おもしろそう~」
などと言っているわけです。男性は表情が和らいできてニコニコとしてくる。売ってるものが保険か酒の違いだけでキャバクラとそんなに変わらない気がする。30分くらいは雑談して、最後に保険の話に戻すのです。そして、保険に加入するかどうか答えを聞かせてもらうために、1週間後にまた会う約束を入れる。そして最後の決め台詞。
「それじゃ○○さんのこと、信じて待ってます。」
かぁ~!若くてかわいい子に笑顔で話をしてもらえて、「信じてます」などと言われたら、私だったらもう保険加入を断ることはできないでしょうね。入っちゃいますよ。
色々と丁寧に説明してもらったしな…
かわいくて当たりのいい人だしな…
わざわざ時間とってもらったしな…
う~ん。断ったら申し訳ないな…
こう思わせるのが保険のセールスレディのワザかもしれませんね。
こんな営業シーンも見たことがあります。若い女性が一生懸命、保険の説明をしているのですが、男性のほうはというと、途中で話を変えて、
「付き合っている人いるの?」
「今度○○で話しない?」
といった話を切り出す。しかし、相手にしてもらえずセールスレディに保険の話に戻されます。少ししたら、男性が隙を狙ってまた色恋沙汰の話に持ってこうとします。くだらねえなと思いました。女性を口説くのであれば他でやればいいのに。セールスレディを口説くにしてもっとうまいやり方があるでしょうに。
…話を戻しまして、
保険は人生で2番目に高い買い物と言われます。賢く、合理的な判断で、保険に加入するかしないか、加入するならどんな保険にするかを選択したいものです。男性は、かわいくて若い女性に保険を説明してもらうと、正しい判断ができなくなる可能性が高いです。
色々と丁寧に説明してもらったしな…
かわいくて当たりのいい人だしな…
わざわざ時間とってもらったしな…
う~ん。断ったら申し訳ないな…
セールスレディに好印象を抱くと、こういう風に思いやすくなり、そして、断りにくくなります。というか、契約したくなっちゃいます。保険を考えるときは、セールスレディと話をしないほうがいいんじゃないですかね?
WEBなり紙の資料を見て、自分で考えて決めればよい。資料にも詳細は書いてあるかと思いますし、保険の一般的なことで分からないことがあれば、本を読んだりして勉強すればいいのです。
やっぱり詳しく知ってる営業の人から話を聞きたい、と思うのであれば、可愛いセールスレディと話をしないことです。何十歳も年上のセールスレディと話をするのはどうでしょう?指名できるのか知りませんが。または、セールスレディはやめて、セールスマンと話したらどうでしょう?
お客が男性ひとりのときは、セールスは若い女性であるのを多く見かけます。この狙いはわかりますよね。若い夫婦がお客のときは、年配の男性がセールスしています。この理由は、夫婦でいるのに若い女性がきたら奥さんの方が嫌がるでしょう。また、年配でベテランの男性は、若い夫婦にとって安心感を与えてくれるからでしょう。
営業が男性、お客が男性はまず見ないですね…。なんか気色悪い気もしますが、あなたが男性で、相手がおっさんなら、可愛さや色気に惑わされて保険購入してしまうこともなく、正しい判断がしやすいでしょう。
こういうわけですけど、それでも保険のセールスレディとビジネス上でなくてプライベートで仲良くなりたいのであれば、やはり会話技術を磨くしかないかと思います。女性心理がよくわかる!モテる会話などこういった本で勉強して実践していくしかないです。
というか、そもそも保険のセールスレディと仲良くなろうとするのでなく、男性と仲良くなりたいと思っている女性と、出会えばいいわけですよ。
出会い系アプリをつかったインターネット経由で。
コメント
生保で働いている者です。
思い込みと憶測の記事ではないでしょうか?
会社が、お客様に合わせて担当を選ぶことなど、ありません。
それぞれにエリアや基盤は決められているので、気軽に担当を変更するなど出来ません。
会社にとってはともかく、個々の職員にはメリットが無いからです。
自分が観測した範囲のできごとと、そこから憶測したことを書いています。憶測の記事ではないか?というのは、部分的に、おっしゃるとおりです。
いや、うちの部長は私は独身男性ばかりつけましたね。