小さな工夫を積み上げることは、仕事のスピード、仕事の生産量に大きな影響を与えます。
なにも工夫せずにいつも通りの仕事を続けている人よりも、小さなことでも工夫を続ける人は、何倍もの生産性を発揮するようになるはずです。
たとえば、パソコンのショートカットキー。
ひとつの作業あたりの短縮時間は数秒程度です。
「たった2~3秒をショートカットをしたって意味ないじゃないか?」
と思うかもしれません。でも、これを積み上げていくと、かなり大きな差となってあらわれてくるんですね。
パソコンのショットカットキー使う人・使わない人の比較
パソコン作業する人で次の2人を比較してみます。
・あらゆるショートカットキーを駆使して、作業時間の短縮を図る人。
・全くショートカットキーを使わない人
1日8時間をパソコンを使って仕事をするとして、どのくらいショートカットキーを使うか考えてみます。数えたことはないですからはっきりとはわかりませんが、100回使用すると仮定します。パソコンをずっと使い続ける人は、もっと多い回数でしょうね。
1日の短縮時間
1回2秒の短縮を100回行いますから、
2秒×100回=200秒
ショートカットキーを使用するかしないかで、1日200秒の差ができるわけです。
1日200秒です。別に大したことないですか?
1ヵ月の短縮時間
では、1ヵ月に換算してみましょう。月20日仕事をしたら、
1日200秒×20日=4000秒
月に4000秒の短縮になります。分に直すと、
4000÷60=66.66
66.66分、つまり1ヵ月では、1時間ちょっとの短縮になります。
1年の短縮時間
さらに1年ではとなるか?年250日仕事をすると、
1日200秒×250日=50000秒
50000秒となります。
=833.33分、
=13.88時間
です。
まとめると、ショートカットキーの使用によって短縮できる作業時間はこのようになります。
1日 200秒
1ヵ月 約1時間
1年 約14時間
ショットカットキーを駆使するだけで、1年間では、なんと約14時間もの作業時間短縮ができるようになるわけです。
この話は、パソコンのショートカットキーだけの話です。パソコンを使うのにも、他に工夫できること、スピードアップの方法など山のようにありますし、 仕事全般でいうと、さらにあります。
移動ですら短縮する
たとえば、移動時間。
私は基本的に社内だけで仕事をしていますが、社内で席を立って移動することは日々行っています。以前、1日にどのくらいの時間を歩いて移動しているのか計測したことがあります。
社内で他部署のところに行ったり、会議室へ移動したり、休憩したり、トイレに行ったりするときの移動時間を計ったのです。ストップウォッチを首からぶら下げて。
ゆっくりめで歩くと、1日20分を移動時間に使っているとわかりました。早歩きにすれば、ゆっくり歩くときの2倍の速度で移動することができます。
私が早歩きで移動すれば、移動時間を1日10分短縮することができるわけです。ほんとは走ってもいいのですが、危ないのでやめておきます。
創意工夫を積み重ねて仕事のスピードを上げる
小さな工夫でも、たくさん積み重ねることで、仕事を速くしていくことが可能です。自分にできる身の回りのことで、創意工夫を繰り返していけば、何も工夫しない人と比較して、ものすごいスピードで仕事ができるはずです。より多くの仕事をしたり、あるいは早く仕事を終えてプライベートな時間を持つことができるようになります。
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