成功を左右する要因のひとつに、物事をやり抜く力があります。それは、1週間とか2週間ではなく、ずっと何年も努力し続けられる力のことです。
会社の中で仕事で自分のやりたいことができている人、起業をして自分の商売が上手くいっている人、あるいは、スポーツの世界で成果を出した人たちなど、私の周りの上手くいっている人たちを見ると、共通していることは、それをずっと続けてきたということです。
とはいっても、人には向き不向き、才能の有無がありますから、なんでもいいから続ければいいわけではないと思います。
上手くやっていきたいのであれば、
・これだったらいける
・自分はこれが好きだし、得意でもある
といったことを見つけて、地球を何週も走るような長距離走のつもりで、取り組んでいくべきだと思います。
外見も才能のひとつ
向き不向きや才能の有無に関して、たとえば外見があります。外見が成功を大きく左右する仕事は、モデルや俳優などがいい例ですよね。
しかし、一般的な仕事であっても外見がいい人はそれだけで収入面において得をします。
ダニエル・ハマーメッシュ著「美貌格差」によると、美人な女性と容姿の悪い女性の生涯収入の格差は12%になるといいます。
美人な女性は平均よりも8%の得、容姿の悪い女性は平均よりも4%の損をします。大卒のサラリーマンの生涯賃金を平均3億円とすると、美人は、約2400万円の得、不美人は約1200万円の損であるから、3600万円の差が出てきます。
男性には外見は関係ないと思うかもしれませんが、実は男性の方がこの差が大きく、容姿がいい人と悪い人で17%の差があります。
変えられないものもある
外見をよくするために、身なりを整える、化粧をする、アンチエイジングに取り組むなど、できることはありますが、変えられる部分と変えられない部分があります。
根本的には変わらないですし、もともと外見のよい人に追いつくことはできないわけです。
私の知りあいに、とても背が低く、丸顔で童顔の男性がいます。そのひとの話をしましょう。
その男性が乗っている車は、家族が多いわけでもないのに特大サイズのワゴン車。運転席に座るその姿は、小人が車に乗っているかのように見えます。
車は自分の願望を表すということを聞いたことがあります。派手な車に乗る人は、派手になりたい願望があるということ。
この私に知人は背が低いことを気にして、大きな車を選んでいるのでしょう。
変えられないのだから活かす方法を探す
また、他人からナメられやすいからか知りませんが、威勢よくしたり見栄を張るようなことをよくします。
これは、背が低くて丸顔で童顔なことを活かせていないと思います。
小さくて丸顔で童顔の人は、他の人に対して威圧感を与えませんよね?
だから、それを活かして人の懐に入り込んでいくようにするなど、その人の特性を活かした行動をしたほうが、得だよなと思います。
外見だけではなく、知能や能力の面でも同じです。ここに外向的な営業パーソンと内向的な営業パーソンがいるとします。
内向的な営業パーソンが、営業は明るくやらなくてはいけないと考えて、外向的な明るい営業パーソンを真似しようとします。
でも、無理やりに明るくふるまって営業活動をしても、上手くいきませんし、外向的な営業パーソンには追いつくことはできません。別に無理やり明るくしなくても、自分に合ったやり方をすればいいのです。
自分の持っているものを活かしたうえで、努力を続けていくことが重要です。自分が得意なことは何かというと、建前は抜きにして本音で自分がやりたいことに近いのではないかと思います。
それを見つけて長期間努力をして取り組んでいけば、上手くやれるようになり成功に近づいていくはずです。
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