【読書メモ】クビ切りのカラクリ 



木全美千男『クビ切りのカラクリ』

リストラの前ぶれとして、役員数の削減、役員報酬の削減、経費の削減、遊休資産の売却といったことが必ず行われる。いきなり、社員の給料を削ったり、解雇したりすると社員が混乱する。

 

辞めてほしい、と解雇は直接言い渡されない。辞めてほしいと匂わされる。

 

解雇宣告にたいしては、自分で今後の道を考えろと言われたら、なるほどいろいろ考えがあるのですね。能力がないと言われたら、その評価について詳しく説明していただけますか?と、のらりくらりかわす。怒りにまかせて退職願を出しますと言ってはダメ。

 

解雇に関する面談は、記録をしておく。①面談の日時、②誰がどういうことを言ったか、③自分がどう答えたか。また録音しておく。

 

解雇に対する準備

①会社の就業規則をコピーしておく、②会社の顧客名簿を記録しておく、③取引先からもらった名刺も記録しておく、④会社のノウハウ、営業仕入などの機密情報を把握しておく、⑤脱税情報、談合情報、役員のスキャンダルなど握ること。これらは、データそのままコピーすると法に触れるので自分でコピーする

会社の中の情報、ノウハウなど、すべて盗んで自分の中に吸収しておく。次に生かす

 

再就職

求人している企業の採用担当者は、前の在籍会社になぜ辞めたのか問い合わせることが多数。

機密情報の保持や同業他社への転職を禁止など誓約書を出せと言われたら、素直に書いてはダメ。情報を持ち出したン場合に損害賠償を払うことになる。

 

 

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