テスティングポイントを知ると速く正確に問題解決できる

仕事


テスティングポイントとは

テスティングポイントとは、その名の通り、問題の出題者が回答者に問うている点のことです。学問のテスト問題がわかりやすいので、例にあげます。

それぞれ問題には、どういったことを問われているのか?出題者の意図があります。

たとえば、英語の文法の穴埋め問題で解答選択肢をみると、時制の異なる動詞が並んでいたとします。 この問題のテスティングポイントは、文章に合う最適な時制を選ぶことがわかります。

先に解答の選択肢を見ると、どのようなことが問われているのかがわかりますから、その後に問題文を読んだ方が、早く解答にたどり着けるでしょう。問われていることに答えるだけであれば、問題英文を最初から最後まで目を遠さずに文章の一部分を読むだけでも、問題を解ける場合があります。

問題を解く前に、何が問われているのか?を知ることが大事です。

仕事にも使える考え方

この考え方は、仕事にも役立たせることができます。仕事のほとんどは相手の依頼から始まります。相手とはお客さんや社内の上司です。

相手が求めていること、その仕事の目的を把握して、それに対して考えたり、情報を処理したりして、答えを出さないといけませんよね。求められていることをやらなければ依頼者には喜んでもらえません。

依頼者のテスティングポイントにドンピシャで応えることができれば、相手に喜んでもらえて、さらにムダで不要な作業がなくなるのです。

ただし、仕事をするときに直面する問題には、英語のテストにあるような、はっきりとしたテスティングポイントはないものです。

その問題の論点は何か、依頼者は何を求めているのか、これらを自分でつかむ姿勢をもつべきです。それらがもともとがあやふやなものであれば自分で再設定しなくてはいけません。じつは、依頼者自身が目的をよくわかっていない場合があります。上司自身がよく理解していないくて、必要以上にムダなことを依頼されてしまうときや、上司の依頼のテスティングポイントがよくわからないときは、よく確認したほうがよいでしょう。嫌な顔をされるかもしれませんが仕方ありません。

この仕事の目的は何だろう?と考えて、テスティングポイントを押さえて仕事をすることで、依頼者の役に立つことができ、かつムダのない仕事ができます。

 

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