以前、携帯電話で(そのときはまだスマホをもってませんでした)地図を見ながら街中を歩いていたときのことです。
目的地が近かったので、携帯電話の画面上の地図と周囲の建物を照らし合わせ、きょろきょろと建物の看板を見ていたとき、そこへやってきた通行人の女性にひどい目つきで睨まれたことがあります。最初に私と目が合い、そのあと携帯電話に視線を落とし、そして私の目に視線を戻して睨みつけたのでした。おそらく、その通行人は写真を撮られているかもと思ったのでしょう。
最近このことを思い出したのですが、それにはちょっとしたきっかけがありました。図書館で椅子に座っていたときに、近くにいた子供がスマホを縦にして持って、カメラのレンズを私のほうに向けながら操作をしていたのです。ゲームかなにかをしているのかもしれませんが、ずっとこちらに向けていて、カメラのレンズがこちらに向いているし、これは気になるひとは気になるかもしれないなと思ったところで、上の昔話を思い出したのでした。
■電車の中で注意していること
昔の出来事が意識の中に残っているからかもかもしれませんね。私は、電車内など多数のひとが集まり、留まっているような場所では、スマホの扱いに注意しています。
それは、スマホを縦にしてカメラのレンズをひとに向けないことです。また、スマホを縦にすることもありますが、そのときは、ひとのいない方向に向けるようにしています(ずっとスマホを平らにして画面を上にして見ていると、首が下に曲がって姿勢も悪くなりがちなので)。
理由は、写真をとっているのではないか?と、ひとから疑いをかけられたくないからです。昔の出来事や、自分がスマホを向けられたときのことを考えると、そう勘違いするひとも少なくないだろうと思うのです。
街中のひとの写真をとって、ネット上にアップしてしまうひともいると聞きます(例えば、おもしろい格好をしていたなどの理由で)。そういうひとかもしれないと思われるのは嫌ですし、もし疑いを掛けられたら面倒です。なにもしていないのだから毅然とした態度をとればいいですけど、テンパって取り繕うような弁明しまってさらに疑われてしまうかもしれません。
そういった可能性を考えると、スマホを見るときには向きを考慮するくらいの手間はかけても、損はないだろうと考えているのです。
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