都市ガスやプロパンガスが臭いのは、ガスが漏れているときに、気が付けるようにするためです。もともとガスに臭いはないのですが、ガスが漏れてしまったときに爆破など起きないよう、すぐに気が付いて対応できるようにするため、あえて人工的に臭いをつけているのです。
これを付臭といいます。
1937年にアメリカで無臭のガス爆発事件があってから、ガス漏れを察知できる方法として付臭が広まっていったのです。
ニオイをつけるといって、良いにおいにしてしまうとダメなのです。「いい匂いだな~。なんだろう?」とのんきにやってしまうからです。鼻につく嫌な臭いだからこそ、「なんだこれは!」と察知することができるのですね。今となっては、ガスの臭いは定着しているので、臭いを嗅げば「これはガスの臭いだ」とわかります。
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