仕事を頑張らない人(なまけもの)の生存戦略

Pocket
LINEで送る


仕事ができない人は、二種類に分かれると思います。やりたいと思っているがうまくできない人、最初からやる気がなくてやろうとしない人です。前者はまだ救いがあります。アドバイス、サポートをしていけば仕事ができる人になるかもしれません。

一方で、後者の人に対して、仕事ができるようになってほしいの期待するのは、ムダでしょう。やる気のない人を動かすのは無理な話です。

この頑張らない人の行動も、戦略的行動ではないかと思うのです。これがこの記事の本題です。

日本の法律では会社の従業員を簡単には解雇できないことになっています。会社のデスクでうたた寝し、仕事をすればミスばかりの人であってもどうでしょうか。よっぽどでないと解雇はないでしょう。

上司もとやかく言わない人であったら、この頑張らない人にとっては社内はパラダイスかもしれませんね。

頑張る人と、頑張らない人を比較したら、頑張る人は将来的に出世できる可能性があります。頑張る人が出世できた場合は、相応の報酬を手にすることができます。頑張らない人は出世は見込めず平社員のままでしょう。

しかし、頑張った人が出世できなかった場合はどうでしょうか。頑張る人と、頑張らない人の報酬は変わらないです。多少の差はつくかもしれませんが、同じ平社員であれば、ほとんどの会社で報酬はほぼ同じはずです。

報酬が全てはではありませんが、この二人を比較して労働とその対価を見れば、頑張った人はある意味頑張っただけ損と言うんでしょうか。頑張らない人のほうが、合理的ではあります。仕事を頑張らない人は、意識するしないにせよ、そういう戦略をとっているのではないでしょうか?要するにタダ乗り戦略です。生存戦略としてそうしている。自分が心地よくなるように、自分の利益が大きくなるように、価値観に合った行いができるように動いているのではないか?

私の身の回りにも、頑張る人・頑張らない人がいます。頑張るAさん、頑張らないBさんです。この二人は同じ部門で仕事をしています。

頑張るAさんは、頑張って会社がよりよくなるように仕事をしなければならない、と考えて仕事をしています。頑張って仕事をして成果を出します。上司からも期待されていて、今後出世をして給料が増える可能性が高いです。そのかわり、たくさんの仕事や責任を引き受けることになり、負担が大きくなります。

頑張らないBさんは、頑張って仕事をしないので成果もあまり出ておらず、上司からも期待されていません。依頼される仕事も少なくなります。仕事が少なく、責任の無い仕事ばかりをやるので、負担が小さいです。仕事中にあくびをしたり、爪やら髪をいじっていたり、スマホでなにやらやっています。

Aさんはこのように愚痴を言います。「Bがぜんぜん仕事をしないからこちらの負担ばかりが増えるよ」「なんでBはやらないんだ」

これはAさんの価値観をもって、Bさんに文句を言っているのですね。でも、Bさんにとっては、仕事は頑張ってするものではないのです。そういう価値観です。また、上司から目をかけてほしいとは思っていないですし、出世したいとも考えていません。無理して仕事をする意味はなく、自ら手をあげて仕事をすることもなく、ほどほどに仕事をします。そういう状態が心地よいのです。それである程度の給料をもらえばよいと考えています。上司から期待されてガンガン仕事をする状態は心地悪いのです。そうなりたくないのです。

また、これは私が思う話ですが、仕事をしているときにおしゃべりをしていて、うるさい人たちのことです。何をしに会社に来ているのだろう?その口を動かしている時間で仕事をやればいいのにと思います。仕事の生産性を上げて、会社業績が上がれば、そのぶん社員の給料も上がる可能性もありますから、頑張るべきではないのでしょうか。

でも違うのですね。そのおしゃべりをする人たちは、おしゃべりをして楽しみつつダラダラと仕事をして、ある程度の給料をもらうほうがよいのです。それが心地よいのですし、そういう仕事の仕方を望んでいるのです。

生産性を上げるために工夫をするとか、仕事に集中して取り組むといったことは、別にやりたくもないのです。会社の業績も上がろうが下がろうがあまり関係なさそうに見えます。賞与がいつもより多かったらラッキーというくらいでしょう。

人間いろいろです。

同僚のAさんは、同僚のBさんに対して、不満を持ちます。

私は、うるさい人たちに不満を持ちます。

しかし、これは、当人に言ったところで変わるものではないと思います。一社員がほかの社員の行動を変えさせることは、できない相談でしょう。仕事を頑張らない人も、うるさい人も、自分がそうしたくてそうしている、会社の中で生存していくときに自分にとって最適な、快適な道を選択しているのですから、同僚から言われてくらいでそれを変えようとするはずがありません。

彼らは、すべて引っくるめて自分にプラスになるように、多くの人は無意識的に行動しているのだと思うのです。

ここに文句をいっても仕方がない。

頑張らない人にも頑張らせたい、おしゃべりする人におしゃべりを止めさせたいのであれば、会社として対応しないといけません。会社が、頑張らない人にも業務を割り振って頑張って仕事をさせる、おしゃべりをしてはいけないルールをつくるなどです。

でも、頑張らない人もいるし、おしゃべりする人もいるのは、ある意味、会社がそれを容認しているということではないでしょうか。正式に容認しているということではないかもしれませんが、実質的にそうなるでしょう。

周りのみんなが頑張る環境で仕事をしたい、ムダなおしゃべりがない環境で仕事をしたいと思うのであれば、その志向を持った会社に入るとか、その志向を持った人の下で働くしかないでしょう。

でも、自分の志向にピタリと合った会社は、そうそうあるわけではなく・・・、自分がトップになって自分の考えに合ったものに変えるしかないのでは?と思います。あるいは、トップにならなくても、トップに話をして変化を起こせるような立場と力を得ていくしかないでしょう。

 
Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。