攻撃的な態度で同僚に接してもメリットは無い

コミュニケーション


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職場で私の身近にいるひとが、「営業の○○は困ったやつだよ」と話をしていました。この営業をAとしましょう。「営業のAと話をしたらこんなこと言ってきたよ」「おかしくないか」というような話を、私やそのほかの身近な同僚に話していたのです(私たちは営業部門ではない)。

客観的に聞いてもAが悪いよなという話で、当然私たちの中では、Aはひどいな、という話が広まります。Aの悪い評判が広まってしまうのです。

そのあと、私も営業のAと話す機会がありました。別の案件で電話があったのです。どうやら、“営業Aの上司”と私とでやりとりしていた案件が、Aに振られたらしく、その案件のことでAから電話があったのです。

電話にでると、いきなり強い口調で「○○の案件ですけど、この点はどういうことなんですか、おかしくないですか!」と攻撃的な口調、高圧的態度でAは接してきました。ビックリしてしまったのですが、落ち着いて「それは、こういうことだよ、あなたの上司には話してあります」と説明すると、「ああ、そうですか」と納得をしていました。

自分に不利益になりそうなことがあるとか、自分の思ったように進まないことがあると怒り狂って相手を責めるという、どこか、被害者意識を持ちやすいひとのようでした。そもそも、上司から振られた案件であれば、疑問点があったらまず上司に聞いてみればよいのです。それが解決への一番の近道です。上司からなんの説明もなく、丸投げされたのかなと予測しました。

ともかく、上司と部下の関係でもない他部署のあまり面識のないひとに対しての、このやり取りのような攻撃的な態度は、デメリットはあっても、メリットはないでしょう。

思いつくデメリットは、まず、攻撃的な態度に出て、それに対して相手も応戦してくると、仕事が進まないことです。話をしてもケンカのようになってしまいます。

つぎに、相手の部署内で話題になってしまい、評判が落ちることです。実際に私のいる部署でAの評判は落ちました。その後の仕事もやりづらくなるだろうし、営業のAが困ったときに、手を差し出して助けようと思うひとは、私の部署にはいなくなります。

とくに二つ目にあげたデメリットは大きいです。相手の機嫌を損ねる行動だとわからないのか、わかっていてもやってしまうのか?そして、その行動が自分の利益になっていないことに気がついていないのか?なんと非合理的な行動でしょうか。※怒りをあらわにすべきタイミングもあると思いますが、単なる意見交換の場でするべきでないです。

なにかお願いをされるときには、「○○の仕事を手伝え!」と言われるよりも、「○○やってくれないか?」と言われたほうが手を貸す気になれます。

Aがどこを直すべきかというと、言い方だけであると思います。負の感情が湧いてきたとしても、その感情を言葉に乗せないことです。

言い方ひとつで変わります。

ほんとうに言い方だけで変わると思います。でも、言い方には心の中のものが乗っかってしまうのですね。難しいところです。

 

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