同じ年齢であっても、肌がキレイなひとと、そうではないひとがいます。やはり肌をきれいに見せる遺伝子があるのでしょうか?それはあるのかもしれませんが、肌がキレイなのか、そうでないのかは、その人のこれまでの生活の積み重ねではないかと思うのです。
10代後半から20代前半にかけては、不規則な生活や、偏った食事をしていたとしても、肌はキレイなひとが多いでしょう。しかし、20代後半にもなってくると、そのひとの生活習慣が肌の見た目に、良くも悪くも大きな影響を与えるようになるでしょう。
夜は早く寝て、野菜や果物もとるバランスのよい食事を心がけ、タバコや酒はやらず、適度な運動を日課にしているひと。
深夜テレビを見て夜更かしし、インスタント食品やらお菓子やらをよく食べ、タバコをふかしながら酒を飲み、階段を登らずにできるかぎりエスカレーターに乗るひと。
どちらがキレイな肌をしている確率が高いでしょうか。前者に決まっています。
なにごも大事なのは基本を徹底することです。まずは、睡眠や食事でできることをやっていき、プラスαで洗顔剤をどうするか、よい化粧水はあるのかといったことを考えて実践していきます。
目次
22時台に寝る
早く寝れば自然と早く起きるようになり、早寝早起きになります。とにかく早く寝始めることが大事です。できるかぎり22時台には床につき、朝の5時~6時には自然と目が覚める状態になっています。遅くても0時は回らないようにしています。
22時から2時の間が、ホルモンの分泌がよくなれる肌のゴールデタイムと言われますが、これには諸説あって、とくに22時から2時が大事というわけではないという文章も見かけます。
ともかく、質のよい睡眠をしっかりとることは大事ななことには違いありません。私は朝型の生活にもっていきたいので、早めに寝ることを心がけていきます。
生野菜、果物を食べる
腸内環境を整えて、酵素をたくさんとることが、身体の中から美肌を得る方法です。
菅原由香子氏の「肌のきれいな人がやっていること、いないこと」には、3日間、基本的に生野菜と果物だけを食べる生活、プチ断食の提案があります。
食べる行為自体が酵素を大量に消費するのですが、プチ断食を行うと、生命の維持に直接関係しない肌の代謝に十分な酵素が回されることになり、美肌になるというのです。
1週間、生野菜、果物だけを食べる生活を送ってみました。
その後も、生野菜と果物をよく食べる生活を続けています。炭水化物の摂取はほどほどにし、脂っこいものや炭酸ジュース、菓子類などは食べないようにしました。ただし、それを永遠を続けるとツライものがありますので、休日など週に1日だけは、揚げものだとか、菓子だとか、肉だとかを食べてもよいルールにしています。
少しの遊びを残しているのです。
食べ過ぎない
食べるほど身体の老化を促進する活性酸素ができますので、食べ過ぎは肌によくありません。腹八分目がよい、という古くからの言葉があります。これを実践していきます。
大豆イソフラボンを摂取する
大豆に含まれている大豆イソフラボンには、皮ふの弾力を増す作用があります。アミノ酸のもとになるたんぱく質やビタミンも多く含まれています。
納豆や豆乳、そのほか大豆製品を意識して食べていくようにします。豆乳はこれまでほとんど飲むことはありませんでした。豆乳バナナはたまに飲む程度でした。
豆乳を飲み始めた当初、味的にはあまり好きじゃないなと感じましたが、飲んでいるうちにおいしく感じるようになってきました。
2日に1回は飲むようにしています。
豆乳は、私にとって適度なサイズがないのですよね。スーパーでは見かけるのは、小さい200mlの豆乳か、1リットルの豆乳です。200mlだと少なく、1リットルだと飲み切るのに1日では無理です。1日で飲める量で充分な量として、350~500mlくらいのものがあるといいのですが…。
ストレスを溜めない
ストレスは肌の状態を悪くする
ストレスを多く抱えていると、セロトニン神経の機能が低下してしまい、セロトニンの分泌量は減ってしまいます。セロトニンは心の安定をつくりだす物質です。これが減ってしまうと、精神的に調子が悪くなってしまいます。
それだけでも、表情が悪くなるほうに影響を与えてしまいそうですね。有田秀穂氏の著書「ここ一番に強くなるセロトニン呼吸法」には、セロトニン神経は、抗重力筋を支配する運動神経につながって、姿勢にも関係している、と書かれています。
姿勢に関係しているということは、セロトニン神経が活性化しているかどうかが、背中が伸びてピシッとしているか、それともやる気なさげに丸まっているか、関係しているのですね。それから、顔もそうです。しまりのある表情か、それともだらけた表情なのか、にも関係しているのです。
同様に、ストレスは男性ホルモンの代表格であるテストステロンの減少にもつながります。岡宮祐氏の著書「なぜ一流の男は精力が強いのか?」(p57)には、実年齢よりも老けて見えるひとは、男性ホルモンが減っている。ホルモンの量が減れば、意欲が減り、老けた顔つきになってくる。とあります。
また、ストレスはコラーゲンを減らすことにつながり、肌の状態を悪くします。
それはどういうことかといいますと、
まず、ストレスはビタミンCを減らしてしまう。
ビタミンCに除去は活性酸素を除去するという役割があるが、ビタミンBが減ることで活性酸素が除去されない。
活性酸素はコラーゲンは破壊してしまう。
コラーゲンは皮ふのハリをつくっているので、コラーゲンが減ってしまうとハリがなくなって、皮ふは重力に負け、毛穴も開く。肌の見た目が悪くなりる。
シンプルに書くと、ストレスが溜まると、
→ビタミンCが減る
→ビタミンCが減ると、活性酸素が除去されずらくなる
→活性酸素がコラーゲンを壊す
→肌の状態が悪くなる
ストレスはやはり肌の状態を悪くしてしまうのですね。
ストレスは肌にとってマイナスでしかないことを意識する
コラーゲンは30歳過ぎてから作られる量が減ってしまったり、コラーゲンの強度が無くなったりします。
生きていく上での安全性が無くてとても危険であるとか、食べものがなくて飢えているとか、肉体的な苦痛があるとか、であれば別ですが、現代ではそれらはほぼ担保されています。
それ以上のことで、たとえば社会的に認められたいとか、ちょっとした人間関係とかで、ストレスを感じているわけです。そのストレスは、ものの見方や考え方を変えれば、感じなくてすむようになります。
つまり、ストレスは主観的なものであるといえます。
ここでいいたいのはこういうことです。
ストレスはなにひとついいことがありません。精神的にもそうですし、すでに書いたように肌にとってもマイナスしかありません。それを思えば、自分の考え方、ものの見方を変えて、ストレスを感じないようにもっていったほうが、完全に自分にとってプラスです。
イライラさせられるだけでも嫌なのに、そのうえ肌まで悪化させられたら、バカらしくなります。必要以上のストレスを感じるのはバカらしいことかもしれません。
ストレスを感じそうになったら深呼吸です。有田秀穂氏「ここ一番に強くなるセロトニン呼吸法―スポーツからスピーチまで」が参考になります。
ストレスを感じない、あるいはストレスを発散するための工夫をすべきです。
紫外線にむやみやたらに当たらない
紫外線に当たりすぎないことです。
紫外線に当たると活性酸素が増えます。ヒトの細胞は吸った酸素からエネルギーをつくっていて、ヒトの排ガスを出します。それが活性酸素という物質で、身体の中にたまっていってしまうのです。そして、身体を少しずつ錆びつかせていきます。老化の原因物質なのです。
この活性酸素を増やしてしまうのが紫外線です。紫外線を浴びるほど、皮ふのなかに活性酸素が増えて、遺伝子がダメージを受けてしまいます。
30歳を越えるとシミが目立ってきます。若いころには皮ふの回復力が強いので、日焼けをしても目に見えるダメージは残りませんが、年をとるにしたがって、蓄積した紫外線のダメージがシミやシワとなってあらわれてきます。
菅原由香子氏の「肌のきれいな人がやっていること、いないこと」には、
「美肌のためには紫外線には一切あたってはいけないのです。」
とすら書かれています。
一切あたってはいけないといったら、もはや外出できず、紫外線カットのマスクでも被らないといけませんね。それは冗談にしても、それだけ紫外線は肌にダメージを与えるものであるし、注意すべきだということでしょう。
セロトニンの分泌の面から考えると、太陽の光によってセロトニン神経が活性化します。
冬になると気持ちが落ち込みやすいとか、曇りや雨の日が続くと気分が落ち込みやすいというひとは、日照不足からセロトニンの神経の機能が低下して、脳内のセロトニン濃度が低くなっています。
精神的な面を考えれば、多少は日光に当たったほうがよいはずです。
まあ、日光に当たらないようにしようとしても、ふつうに仕事したり遊びに出かけたりすれば、多少は当たってしまうでしょうから、そのくらいはかまわないと考えています。日光にガンガン当たることなどはしないようにして、出かけて日差しにあたるときは、帽子をかぶったり日焼け止めをしっかり塗るといった意識の持ち方でやっていきます。
洗顔のやり方に注意
以前は、とにかく強く洗ったほうが、汚れがよく落ちてキレイになるだろうと、強めに洗っていました。ボディタオルというのですかね?身体を洗う専用の、こすると少し痛いタオルで、顔も一緒にゴシゴシと洗うこともありました。
ゴシゴシと洗わないようにしました。
「肌のきれいな人がやっていること、いないこと」には、このようなことが書かれています。
- 皮ふに刺激が加わるとその刺激から肌を守ろうと色素細胞が働いて、メラニン色素がつくられ、それがくすみやシミの原因になってしまう。
- 強いシャワーを直接顔にかけること、40℃などお湯で流すことはNG。
- 皮ふの大事なお質成分や脂質も落ちてしまい、乾燥肌になる。
この本に倣って、弱い水圧で、少し冷たく感じる温度(20~25℃)ですすぐようにしてみます。
私は「よかせっけん」をつかっています。
いろいろ考えて、無添加の石けんをつかっていこう思いまして、「よかせっけん」を使い始めました。
化粧水の使用や鼻パックしない
食事や睡眠、ストレス、その他の生活習慣を改善していくことを基本としていきます。この基本がなければ、いくらよい化粧水やら薬やらをつかってもムダだと思うのです。
ですので、いまのところは、化粧水や乳液の使用は考えずに、この基本を実践していく計画を立てています。
鼻パックに関しても同じことで、鼻パックを行うと確かに、毛穴がキレイになるのですが、
そもそも毛穴が開きすぎないようにするための努力をすべきですよね。自分の身体の内から肌に好影響を与えるための努力です。
鼻パックをはじめてやったときにはいい思い出がありません。肌に水をつけて、鼻にパックを貼りつけました。その後はがす段になって、はじめてで具合がわからないので、ふつうに剥がそうとしたら、痛みが走りました。
皮ふも一緒に剥がれそうになってしまいました。鼻がびりびりと破けそうになったのでした。
これは、貼りつけた後に時間をおきすぎてしまったなどの、使い方の間違いもあったのかもしれません。
ともかく、生活習慣を改善していくという基本を徹底いこうと考えています。
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