「彼女からちょっと口臭が…」と言われてしまった。
「友人から口がクサイぞ!」と言われてしまった。
自分の息が臭いとは思ってもみなかったのに、そんなふうに言われてしまったことはないでしょうか。だとしたらですよ、早急に口臭の対策をとっていかなくてはならないですよね。
私はひとから言われたことはないのですが、自分で自分の息がクサいなと感じることがありました。いくつかの対策をしてきてますので、その経験談も含めて、口臭の対策にはどんなものがあるかをこの記事に書きました。
ではさっそく、口臭対策を…の前に、まず自分の口臭がどれだけのものなのかを知る必要があるでしょう。
目次
自分の口の臭いを知る
自分の息がどれだけ臭うのかは、基本的に自分ではわかりにくいところがありますよね。ふつうに話をしていて「あ、私いま口クサい」と自分で気が付くことができたとしたら、それは、かなり臭いということになるかもしれませんね。
唾液の臭いを嗅ぐ
スプーンを舐めて自分の唾液を付着させます。少しだけ時間をおき、乾いたらその臭いを嗅いでみましょう。それがあなたの口臭になります。あるいは、スプーンでなくて指を舐めてみて嗅いでみる方法でもよいでしょう。どうでしょうか。
口を両手でおさえて吐いた自分の息を臭ってみる方法がありますが、それだとよくわかりません。この方法のほうがより自分の口の臭いがわかるでしょう。
口臭チェッカーを使う
口臭チェッカーとは、簡易的に自分の口臭がどのくらい臭うのかを測定することができる機器です。種類はいろいろとあります。
こんなふうに使います。
タニタ 口臭チェッカー ブレスチェッカー ホワイト HC-212S-WH
口を両手でおさえて吐いた自分の息を臭ってみる方法がありますが、それでは自分の感覚になってしまいます。
口臭チェッカーは、臭いのもとである揮発性硫化物や炭酸水素ガスなどを機器で検知し、数値で示すことができるのですね。
診察してもらう
口臭外来で診てもらう方法です。上記の2つの方法よりも、より正確に自分の口臭を知ることができます。測定器をつかって検査と診断をしてもらえて、口臭の原因や対策を指導してもらうことができます。
口臭の原因の9割は、口の中にあります。口の中に残った食べ物のカスをエサとして繁殖する細菌が、臭い腐敗ガスを発生させているのです。
私がとった口臭対策
デンタルフロスで歯の間を掃除する
デンタルフロスとは、歯と歯の間の歯垢を掃除するための細い糸です。糸を両手の指に巻いて伸ばした部分で歯の間を掃除します。
また、ホルダータイプもあります。要は糸ようじですね。
歯と歯の間に詰まった食品カスは、それ自体が不衛生ですし、虫歯菌の発生原因になります。細菌の代謝物のかたまりである歯垢が多く残ることになります。
虫歯菌によって口臭が発生する原因になりますので、デンタルフロスで歯と歯の隙間を掃除することを習慣にすると、口臭を低減できるでしょう。
私は、これまで生きてきていて、ほとんどデンタルフロスを使うことはありませんでした。一時的には使ってみることはあったのですが、めんどくさくなってすぐに辞めてしまうのです。
このブログを書き始めたころから、いくつかの新しく、そして良質な習慣をし始めることができていて、その一環で、デンタルフロスも使い始めました。
もともと口呼吸していたのですが、それをやめることができ、鼻呼吸が中心の生活ができるようになりました。しかも、強く意識したわけではなく、自然とできるようになったのでした。そのせいか、気になっていた口臭が弱くなりました(理由はこのあと書きます)。
そのとき、じゃあせっかくだから口臭を完全になくしていくために、他にできることはないかな?と考えていたときに、台所の戸棚にデンタルフロスを見つけたのでした。
以前に買って2~3日は使ったのですが、その後めんどくさくなって止めてしまったので、そのまま放置していたのです。デンタルフロスのことを調べてみると、継続的に使うことで口臭を押さえる効果があるとわかりました。
よっしゃ、これをやっていこうと思って、さっそくやってみました。奥歯の間を掃除につかったデンタルフロスの臭いをかいでみると、けっこうな悪臭がしました。それだけ歯の間に食品カスが詰まりっぱなしだったということでしょう。
虫歯は歯と歯の間から発生することが多いです。デンタルフロスで歯と歯の間を掃除することで、虫歯の予防にもなります。
舌苔を取り除いて舌をきれいにする
以前は、べーっと舌を出して鏡を見ると、舌の上には白っぽいものがこびりついて、白い絨毯のようになっていました。舌苔(ぜったい)です。舌にこびりついた細胞かすや食べ物かすに細菌が繁殖すると、この舌苔ができてしまい、舌が白くなってしまうのです。
そして舌苔は、口臭の原因になってしまうのです。私の舌はそんな状態であったのですが、舌苔を減らすことができました。それができた理由のひとつは、口呼吸をしていたのを、鼻呼吸に切りかえたことです。口呼吸していると口内が乾燥して、舌に汚れがつきやすい上に、汚れが落ちにくくなってしまいます。
また、口を閉じると同時に、舌の位置も正しい位置にするのを意識するようになりました。正しい位置とは、口蓋(こうがい)につけるようにすることです。舌を口蓋につけるようにしておくと、舌と口蓋が擦れて汚れが落とされるようになります。
暴飲暴食をすると胃腸を壊すことも舌苔の原因になります。免疫力が低下します。また、喫煙は毛細血管を収縮させるため歯周病にもなりやすく、舌苔(ぜったい)や口臭の原因になります。アルコールは舌を乾燥させるので、舌が白くなる大きな原因です。
舌を改善するには、普段から健康を意識した食生活をすることも大事です。舌が白くなったときには、胃腸が弱っているサインかもしれません。
私は、自分の健康や美容を考えて、様々な取り組みを始め、習慣づくりをしているときに、舌苔が減るという現象が起きました。これは、胃腸の状態も関係しているのかもしれません。
舌苔が減ったことに気が付いたタイミングは、鼻呼吸をするようになって、さらに、野菜と果物だけを食べる生活を1週間行って、その後はふつうの食に戻しましたが、野菜と果物をよくとり、食べ過ぎない生活です。
ちょうどその頃です。舌苔が減ってきれいな舌になっていることに気が付いたのは。
もともとは野菜と果物をあまり食べていなかったのですが、生の野菜・果物をよく食べるようになったことによって、腸内環境が改善されて、舌に効果があらわれたのかもしれませんね。胃腸をこわすような暴飲暴食はしなくなりましたし、そもそも量を減らし、お腹いっぱいまで食べないようにしました。アルコールも1人のときには全く飲まなくなりました。
こういった根本的な改善に加えて、舌磨きによって舌をきれいにすることもやるとよりよいです。
普通の硬い歯ブラシで磨くと、舌の表面にある舌乳頭の突起がちぎれてしまいます。ちぎれて出血すると、細菌の活動によって口臭の原因になってしまうこともあります。
歯ブラシで舌を磨くと傷つけてしまいやすいので、専用の舌ブラシを使うのがベターです。私はいたって普通のものを使っています。
唾液をしっかりだす
唾液をしっかり出すことの効果は書きました。抗菌作用で菌が繁殖しにくくなり、舌苔もつきにくくなるのでした。
口呼吸せず鼻呼吸をする
口呼吸をしているなら、鼻呼吸に切りかえて口を閉じるようにしましょう。口のなかで唾液が分泌されやすくなり、その唾液の抗菌作用によって、菌が増殖しにくくなり、口臭がおさえられます。
これは、上記したように舌苔を減らす効果もあります。
よく噛む
食べものをよく噛んでから飲み込むようにします。よく噛んで顎と舌を動かすことで、唾液の分泌を促すことができます。食事で舌を動かすことで舌苔がはがれる効果も期待できます。
リラックスをする
心配や緊張などのストレスがたまると自律神経に悪影響を与え、緊張すると唾液分泌が減ってしまいます。逆にリラックスした状態のときは唾液が出やすくなります。
緊張すると口が渇いてしまいますよね。先日、会議で話をすることがあったのですが、話終わったあとには口の中が渇いていて、口臭もいつもよりありましたね。
こういった仕事での緊張感はある程度必要でしょう。でも、ムダにイライラしたり、ストレスを溜めたりするのは、避ける方法を考えなくてはいけませんよね。
歯垢、歯石を取り除く
歯垢と歯石の違いはなんでしょうか。歯磨きだけで取り除けるのが歯垢、歯磨きだけでは取り除けなくなってしまったのが歯石です。歯垢が硬くなって歯石へと変化をします。そうなると、歯磨きだけでは取り除けなくなってしまいます。
まずは、歯石になってしまう前に、歯磨きによって歯垢を取り除きます。
歯石になってしまった場合は、自分の歯磨きでは取り除けないので、歯医者にいってクリーニングをしてもらい、取り除きます。
歯垢が口のなかで蓄積すると、発酵によって口臭の原因になってしまいます。
歯石のほうは、その付着によって歯の表面がでこぼこになるので、歯垢がつきやすくなってしまいます。歯石が歯垢の土台になってしまうのですね。
胃腸の調子をよくする
ストレスが溜まると、自律神経に影響を与えます。自律神経が正常に働かなくなると、胃腸の調子が悪くなってしまいます。
そして消化が悪くなって、ガスが多く発生します。このガスが、身体に吸収され肺をとおり呼気となって出ることで、口臭の原因になります。
親知らずの抜歯
親知らずの周りは細菌が溜まりやすい場所です。見にくいですし、磨きにくいことから、虫歯や歯周病が進行しやすく、口臭の原因になりやすいです。虫歯になると虫歯菌がガスを発生させ、臭いのもとになってしまいます。
とくに横や斜めに生えている場合は、歯医者に診てもらいましょう。
むかし私の口内では、親知らずが前の歯を押すように斜めに生えていました。その箇所は虫歯が進行していたようでその箇所を磨くと歯ブラシが臭いました。
その後、親知らずを抜歯したのですが、その抜いた歯の一部に黒くなっている箇所がありましたね。その後は、親知らずがあった部分を歯ブラシをかけても、とくに臭いがつかなくなりました。
親知らずの手前にある歯も虫歯になってしまいやすくなります。
健康的な生活で体の抵抗力を維持する
口の中は常に細菌と体の抵抗力が戦っている場所です。このバランスが崩れた時に歯ぐきが腫れ、口臭が発生してします。
風邪を引いたり、二日酔いなど体調が悪くなると抵抗力が下がり、口臭がひどくなりますので、常に健康的な生活を送り、抵抗力を高めておけば口臭を防げます。
やはり健康的な生活を送ることが最も大事です。
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