テストステロンとは男性ホルモンの一種で、その代表格です。
ホルモンとはヒトの生命活動をコントロールするもので、血糖値、血圧、体温、呼吸、排せつ、消化、基礎代謝、性機能などを調整してくれています。これらを人間の無意識のうちに行ってくれていまして、そのホルモンの代表格がテストステロンです。
テストステロンには、男性的なたくましい身体をつくる、性機能を維持する、性欲の高める、血液をつくる、動脈硬化やメタボリックシンドロームの予防をする…などの働きがあります。です。
このようなヒトが健康に生きる上でとても重要なことに、テストステロンは関わっているのです。テストステロンは、男性としての人生の質を上げてくれるような効果をもたらします。
それではテストステロンを増やす方法について見ていきましょう。
成功、勝利をする
どんなことでもいいので、努力をして上手くいったときのことを考えてみましょう。 スポーツでも勉強でも、仕事でも、恋愛でも、 チャレンジをして上手くいった経験というのは、とても自信になるのではないでしょうか。
別に世界的にすごいことでなくてもいいのです。 いまの自分を押し上げることが大事だと思います。
「なぜ一流の男は精力が強いのか? 男性ホルモン力を上げれば人生が変わる」によると、テストステロンは競争をする前に上昇して、勝利とともにさらに上昇するそうです。
上手くできた!体験を積み重ねることは、テストステロンの増加につながります。
食事に気をつかう
豪華で高級な料理を食べることではありません。何をいつどれだけ食べるのかに気をつかうのです。
コンビニ食やカップヌードル、菓子パンを食べるのではなく、生野菜・果物を食べたり、栄養バランスを考えていろいろな食材をとること。
テストステロンを上げる食材として、タマネギとニンニクがおススメです。
■タマネギ
タマネギに含まれる含硫化合物がテストステロンを上げてくれます。
■ニンニク
ニンニク単体ではあまりホルモンは上がりません。たんぱく質と一緒にニンニクを食べると、テストステロンが増強されます。
適度な運動
適度な運動をしたあとには、副交感神経が優位になってリラックスした状態になり、テストステロンを増やしてくれます。
よい睡眠をとる
大事なのは睡眠の質と量です。1日にテストステロンの分泌量の変化をみると、朝に高く、夕方・夜にかけて下がり、寝ているときにまた上がってきます。
夜に寝ているときには、自立神経が副交感神経優位になって、リラックスした状態になります。このリラックスした状態が、テストステロンを増やしてくれるのです。
生物としてのヒトを考えてみれば、夜に暗くなったら、その後は休息の時間です。ほんとうならリラックスして過ごしているべき時間に、会社で残業してイライラしていたり、飲み歩いていたりするのは、かなりのストレスになるでしょう。
スマホやパソコンなどの電子機器の光は、交感神経を刺激し、身体を活動的にしてしまいます。寝る1時間ほど前からはスマホやパソコンを見るのは控えたほうがよいです。
「ヤル気が出る!最強の男性医療」に、アメリカ医師会雑誌に載った睡眠制限とテストステロンの変化を見た実験について書かれていました。
- 5時間睡眠のときには、午後2時から10時の間でテストステロンが大幅に下がり、1週間で10~15%減少した
- 通常の加齢によってテストステロンが減少する量は年に1~2%なので、10~15歳分も老けてしまったことになる
このような実験結果もあるようです。
よい睡眠のためには、ルーティーンをつくるのがよいと考えています。
まず、決まった時間に寝ることです。そこから逆算して、3時間前には夕食をすませておく、日中の仕事であった嫌なことなどを考えないようにする、寝る1時間前からは、スマホやパソコンを使用せず、ゆったりと過ごす。徐々に身体を睡眠へと向かわせていって、ゆったりと眠りにつく。
私の場合、22時を過ぎたころに、眠くなってくるタイミングがあります。そのタイミングで睡眠に入れるように調整していくのベストだろうと考えています。
これは改善点なのですが、ときおり、まだこの本を読みたいから、まだネットで調べたいことがあるからと、22時を過ぎて眠くなってきてもそのまま活動することがあります。
これは能率が悪いです。こくりこくりと半分眠りながら、本を読んだり、調べものをしているのですから。
であれば、その時間にすっと眠りについてしまって、翌朝早く起きて活動をすればいいのですよね。
ストレスをためない
精神的なストレスは、テストステロンの減少を加速させます。
ヒトという生物としてのストレスを考えてみると、身の危険が迫ったときですね。つまり緊急時です。そんなときには、テストステロンをつくっている場合ではなく、いっこくもその状況から逃れなくてはいけません。
現代のストレスといえば、多くが仕事でしょう。仕事で失敗した、上司にきつく当たられたなどでストレスが溜まってしまいます。
これらのストレスを完全に抑えるのは、不可能ですよね。だから、ストレスをゼロにしようとするのではなく、必要以上に感じないように受け流す術を見につけたり、上手に発散したり、ときには逃げたりして、ストレスを軽減していくことを目指すべきでしょう。
ダメなストレス解消法は、お酒を飲んでべろべろに酔っぱらったり、賭け事をしてパーッと散財したりすることです。
自分を破滅させてしまうストレス発散法であると私は思います。まあ、たまに友人とお酒を飲むくらいはいいでしょうけれど。
仕事でストレスを感じるたびにお酒や賭け事をやっていると、どんどん仕事のパフォーマンスは落ちていくこと請け合いです。
深酒をした翌日は、目覚めが悪く調子もよくありません。賭け事はだいたい負けて損して、精神がやられてしまいます。翌日によい仕事はできないでしょう。よい仕事ができないことで、さらにストレスが溜まってしまうかもしれません。
こんなことでは、ストレス解消のためにやったことで、さらにストレスをため込み、増幅させてしまい、調子が悪くなるいっぽうです。
私もFXという賭け事のようなことをしたり、お酒を飲んでストレス発散をしていましたが、まさに破滅的なストレス発散方法でした。生活習慣を整えることを意識し始めてからは、FXやお酒でストレス発散することをやめることができました。
健全なストレス発散法を見つけないといけませんね。睡眠をしっかりとること、ゆったりと入浴することなど、自宅に帰ってからは副交感神経が働くようにしてリラックスすることです。
上記したように、睡眠はとくに重要で、自立神経が副交感神経優位になって、リラックスした状態のときに、ストステロンが増えていきます。
リラックスできる時間をつくってストレス解消することだけでなく、スポーツなどをして身体をほどよくつかったストレス発散もよいでしょう。ストレスを解消できれば休息になるのです。
趣味など好きなことをしているときにも、副交感神経が働くので、テストステロンが高まっています。
ストレスにはセロトニンという神経伝達物質が関係しています。セロトニンを増やすことで、ストレスを軽減できるのです。セロトニンを増やすためには、太陽光を浴びる、リズム運動をするといった方法があります。難しくはありません。
そして、ストレスをためると、自分の身にどんな悪いことがあるのかをしっかり理解すべきです。
まず、見た目にあらわれてきます。ストレスが溜まった状態では表情が悪くなっています。また、ストレスは、身体を錆びつかせる物質である活性酸素を増やして、肌を劣化させてしまいます。さらに、人当たりも悪くなるので、人間関係が悪くなっていくでしょう。
こういったストレスをためることの不利益を知れば、どうにかして回避しなくては!とモチベートされませんか。だってストレスを感じることは自分にマイナスになるだけなのですから。
私は、なにか嫌なことがあると、それを何度も頭に思い浮かべて反芻してしまうクセがあります。そんなときには、これをやったら、見た目が悪くなったり、老化の原因になって、なにもいいことないぞ、やめるんだ、と自分に言い聞かせるようにしています。
深酒をしない
上記したよい睡眠をとる話に関係してきます。お酒は要注意です。
飲みすぎると眠りが浅くなってしまい、睡眠時に副交感神経が優位になりません。そのため、ほんとうは寝ている間にテストステロンが上がってくるはずのに、そうならなくなってしまいます。
サプリメントを活用する
通常の食事で、テストステロン値を向上させることに加えてサプリメントの使用を考えるのもよいです。
マカ、トンカットアリなどがあります。
女性と話す
テストステロンの分泌が促進されます。好みの女性と話をしてドキドキした心理状態になることです。女性と話した後のテストステロン濃度は、平常時よりも高まるという実験結果もあるようですね。
さいごに
テストステロンを増やすと、筋肉がつきやすくなる身体の変化だけでなく、意欲が湧くようになる、決断力が高まるといった内面の変化もでてきます。テストステロンは人生の質を向上させるために大きな役割を果たすといえるでしょう。
ここで取り上げたテストステロンを増やす方法について、自分に合ったものから取り組んでみるのはいかがでしょうか。生活改善に役立てていただけましたら幸いです。
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