朝の時間に余裕を持てるかどうかが1日を決める

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朝の時間どのように過ごすか。それは、どんな1日を過ごすことができるか、よい仕事ができるかどうかに、大きな影響を与えるのではないでしょうか。よい朝の時間を過ごせるかによって、1日が決まるといっても過言ではないかもしれません。

朝に余裕がないとよい仕事ができない

  • 朝起きたら時間がなくてドタバタと身支度をする
  • 駆け込み乗車をしてなんとか電車に間に合う
  • 息を切らせて出社してタイムカードを時間ギリギリに押す

こんなことをやっていると、よい仕事のスタートが切れません。

そんなふうにするのではなく、

  • 余裕をもって目覚めて、ゆっくりと朝を過ごす
  • 他のひとよりも少し早く出社して、キレイに整理されたデスクにつく
  • 昨日の夜に準備していたやるべきことがはっきりとしている
  • そして、重要な仕事から手をつけていく

こんなふうにするひとのほうが、よい仕事ができるのは、誰に目にも明らかでしょう。

私自身のなかでも、始業時間ギリギリに出社したときよりも、余裕をもって出社したときのほうが、仕事に集中できます。

ギリギリに駆け込んできて仕事を始めるとなると、雑念が湧いてきてしまいます。「よかった~。間に合った」とか「汗かいて暑いな」、「水飲もうかな」とか。トイレに行く余裕がなかったから「トイレ少し行きたい気がするな。どうしよう」といったことです。

自律神経が乱れる

朝のドタバタのマイナス点として、自律神経が乱れてしまう点も挙げられるでしょう。

自律神経とは、内臓器官をコントロールしている神経です。呼吸、血圧、体温、心拍数といったものを、自律神経がコントロールしています。

ふつう、私たちは手を伸ばしてコップをとろうと思えば、そのとおりの行動ができますよね。自分の意思で身体を動かすことができています。

自律神経はそうではなく、自分の意思とは無関係に身体の各機能を調整する働きを持っています。呼吸、血圧、体温、心拍数といったものに関わるのですが、これらは自分で心拍数を下げようと思ってもすぐには下げられません。そういった意味で、私たちの意思からは自律しているのです。

自律神経は、交感神経と副交感神経に分かれていて、交感神経の働きが上がると、身体は活動的になります。血圧が上昇し、気分も高まり、興奮してくるのです。

副交感神経は、身体をリラックスさせる役割があります。血圧は低下し、気分も穏やかになります。

この自律神経のバランスがとれておらずに乱れているのは、身体のコンディションが整っていないということであり、なにをするにしても、自分の力を出せないことになってしまいます。

自律神経の専門家で多くの著書をだしている小林弘幸氏によると、現代人は、交感神経優位で、副交感神経のレベルが低くなっている人が多数であるといいます。

そしてこの点が、朝に余裕を持たなくてはならない理由なのですが、一度乱れてしまった自律神経は、3時間くらいは落ち着かないというのです。

ギリギリに目覚めて、飛び起き、すぐに身支度をする。家から駅までを走ってなんとか時間ギリギリの電車に、「駆け込み乗車はご遠慮ください」というアナウンスを無視して、飛び乗る。会社のデスクに着くと、平静を装うけれども、こころのなかでは、「ふ~なんとか間に合った」と心拍数も上がっている。

こうして、ドタバタと仕事を始めることになった場合は、自立神経のバランスは崩れ、乱れているでしょう。

会社についても自律神経のバランスが乱れています。そのバランスは午前中は崩れたままで、よいパフォーマンスを発揮できないことになるのです。

通勤はイライラしがち

余裕がない通勤で起こりがちなことは、他人に対してイライラしてしまうことです。以前に自転車で通勤していたことがあります。時間がなくて急いでるときには、こんなことがありました。

道を走っていて、同じ進行方向の歩行者を追い抜くタイミングで、向こうから自転車がちょうどやってきたりして、狭い道で3人が重なってしまいます。時間に余裕がないときにこの状況になると、道をゆずらずに無理やり自分が先に通ろうとしてました。

あるいは、横道から車が頭だけ飛び出してきます。なぜ私のジャマをするんだ!と思ってしまうことがありました。別に私のジャマをしているわけではないのですが…。

赤信号に捕まってしまったときにも、「もうっ。急いでいるのに」とイライラしてしまいます。

これでは、自律神経が乱れに乱れてしまっている状態です。無理な走行をすれば事故にもつながってしまう危険性にも着目すべきです。

そうして、イライラしたまま会社へと到着。息を切らせながら席についたらすぐに仕事開始の時間です。これでは、よいスタートを切れるはずがありません。

忘れ物をする

私は、仕事に行くときに携帯電話を忘れてしまったことが何度かありました。内勤の仕事をしていて、携帯電話への連絡も多くはないので、携帯電話はなくても仕事にはなるのですが、携帯電話にかけてきたひとには迷惑をかけてしまいます。

どんなときに忘れるかというと、やはり朝の時間に余裕がないときです。起きた時間が遅くて、早く身支度して出発しなくてはいけないときに、携帯電話を持ち忘れてしまうのです。

それは、会社について仕事を始めようか、というときに発覚します。「しまった!忘れてしまった!」と思うわけです。そこでまず、テンションが下がります。さらに、仕事を始めてからも、家に置き忘れた携帯電話に連絡が来ていたらどうしようと心配になって、集中力が下がってしまいます。

忘れ物をしたことが、心理的な面で仕事のパフォーマンスに影響すると思うのです。

ドタバタと仕事を始める

私の職場に、毎日毎日、始業時間ギリギリに事務所にやってくるひとがいました。仕事が立て込んできて忙しいときには、「今、バタバタしていて~」といった言葉を使いますよね。いつも、この「バタバタ」の擬音語がぴったりと合う行動をしているのです。

そのひとは、まずドタドタと足音を立てながら事務所に入ってきて、自分の席につくやいなや、細々した些末なことを焦ってやり始めます。本当に些末なことで、デスクの引き出しを開けてガチャガチャやるとか、席を立って公共のものをガタガタ動かして整理しようとするとか、

そうではなくて、自分の業務で今日必ずやらなくてはいけないこと、早めに進めておいたほうがよい重要な業務があるはずで、まずそれをやり始めるべきなのではないかと思うのです。

そのように朝をドタバタと始めてしまうと、しばらくその状態を引きずってしまいます。落ち着いて仕事に集中することができなくなってしまいます。

上記したように、自律神経には交感神経と副交感神経があります。この両者が高い状態でバランスを保ったときに、人間の身体はもっともよい状態で機能するのですが、このひとは、見るからに副交感神経が下がり、交感神経が上がっていて、ちゃんとした思考が働いているように見えません。

さらによくない点があります。近くにいる他人にもそれが伝播してしまうことです。

自律神経の乱れは伝染する

小林弘幸氏の著書「自律神経が整えば休まなくても絶好調」によれば、自律神経のバランスの良し悪しは、確実に周囲に伝染するそうです。これを読んだとき、「…とすると、自律神経のバランスが乱れていそうなこのひとのバタバタは、私やほかの仲間にも伝染して悪影響をもたらしているかな?」と思考を巡らすと、「たしかにそうかもな」と、思い当たる節がありました。

ある祝日に会社で仕事をしたときのことです。ドタバタするそのひとは休みをとっていて不在でした。この日には、いつもよりも、ゆったりとした気持ちをもちつつ集中して仕事をすることができました。

また、あまり仕事をしないでダラダラとしているひと、ピリピリとして交感神経が優位になっているようなひとが同じ職場にいるのですが、そのひとたちが休みをとっていて不在のときがありました。

その日は、ダラダラとした空気、必要以上に緊張感のある空気に巻き込まれることなく、仕事に集中することができました。

私自身が周囲に影響されやすく、集中する力が弱いのかもしれませんが、直接的になにかされたわけではなくても、周囲のひとの存在や行動から影響を与えられるのだなと思いました。

それは、逆パターンもしかりで、気をつけないと、私がほかのひとに悪影響を与えてしまう可能性があるということです。

朝に余裕をもつ方法

早寝早起き

なにはともあれ、早めに寝て、早めに起きることです。 早く寝た方が早く起きられるようになり、朝の時間に余裕が持てるのは、至極あたり前の話です。

また、どれだけよい睡眠をとれるかも大事です。

参考:眠れない夜を無くして快眠を得るためにしていること

に書きましたが、

  • 就寝の3時間前に夕食をとる
  • ひとり酒は控える
  • 就寝の1時間前にお風呂に入る
  • お風呂からでたらパソコンやスマホを使わない

睡眠の前に食事をとってしまうと、眠り始めても消化器官がよく働くことになり、胃腸に負担がかかってしまい、身体が休まりません。

お酒を飲みすぎると、睡眠の質が低下してしまいます。

お風呂からあがって1時間ほどすると体温が下がってくるので、そのタイミングで床につけば眠りにつきやすいです。

パソコンやスマホなどの電子機器は、これからリラックスして眠りにつこうとしているのにそれに、逆行して、交感神経を刺激してしまいますから、眠る前には厳禁です。

このように気をつけるべきことはいくつかあります。

カーテンを開けて眠る

カーテンを開けて眠りにつけば、翌朝には朝日が差し込んできます。日の出が遅い時期を除けば、太陽の日差しによって気持ちよく早起きできるでしょう。

太陽の光は、自律神経を交感神経優位に切りかえて活動レベルを上げてくれます。また、セロトニンが活性化されて目覚めがよくなります。 セロトニンとは脳内の神経伝達物質のひとつで、私たちの元気をつくり出してくれるものです。太陽の光がセロトニン神経を興奮させ、脳を覚醒させてくれるのです。

翌日の準場は、前日に行う

翌日に着る服、持ちものなどを、前日の夜に準備しておきます。普段は持っていかない特別なものであればとくにそうでしょう。

私は、朝早めに起きて、ジョギングをしたり、読書をしたり、こういった記事を書いたりしています。夜眠る前には、次の日の朝になにをするかを書き出しておきます。実際に朝になったときには、前日の夜に書いていたやることにパッと取り組み始めることができるのです。

翌日の準備がしっかりできていることで、心配ごとをせずに安心して眠りにつけます。

時間を逆算、出発時間の期限を早めておく

8時に出発をすると、出社時間ギリギリで会社に到着するとしましょう。その場合、8時を出発期限にしておくのではなく、それよりも早い時間を期限と設定するのです。

早く出発しようと思っていても、なんだかんだで8時までいてしまうことが

7時45分に出発しなければならない。

と思い込むようにします。ギリギリでも7時45分に出るのです。

 

一日をよい状態で過ごしていくためには、朝の時間に余裕を持つことが非常に大事なことです。ここに気をつかって、まずは1日を気持ちよく始めたいものです。

 
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