だれかの役に立ちたいと思っているし、助けになりたい思っています。それをやりたくても、余裕がないと、それをやりたくてもやれないのです。
私の場合、社内での仕事が多いです。だれかの役に立つというと、社内のだれかが多くなります。
業務は与えられているわけで、やらなくてはいけないことがあるのですが、それだけで日々の仕事時間が埋められてしまうと、他になにもやることができなくなってしまいます。
マネジャーであれば別ですが、プレーヤーであればそれがいいのかもしれません。会社にとっては。
でも、私は与えられたことだけを言われた通りにやるだけでは、誰の役にも立っていない気がするし、つまらないなと感じてしまいます。
余裕がなくて、与えられたことだけでパツパツになっていると、正直、ほかのだれかが困っていても、なにかすることができなくなってしまいます。
だれかの役に立ちたい、助けになりたいという目的を達するためには、多少の余裕をもっておかなければいけないなと思ったのです。
そのためにはどうするのか。
ムダの排除ですね。
会社の業務においてムダなことやめて、ほんとうに必要なこと、本当に意味のあることだけをやるのです。
最小の労力で目的を達するためにはどうしたらよいか。最小の労力で成果を上げるにはどうしたらよいか考えるのです。
あれもこれもとやりたくなってしまうのをやめます。
そうではなくて、今日本当にやらなくてはならないことを設定するのです。ちょっとやったほうがいいかもなというくらいのことは、やめるのです。
そうすれば、これまでムダなことばかりやっていたひとだったら、午前中だけのその本当にやるべきことが終わってしまうのではないかと思います。
排除すべきものには、ムダな作業だけでなくて、ムダなコミュニケーション、ムダな思考も含まれます。
たとえば、よく見かけることなのですが、話すべき相手に話をしないひとがいます。本当であれば、話をすべき相手がいるのに、こわいからとか、苦手で話づらいからといった理由で、他のひとに話をしてなんとかしようとする人がいます。
会社で、私は工場に隣接した事務所で仕事をしていたことがあります。とある社内の営業マンが、
「ある製品を生産しているところを見たい。今日は生産しているか?」
と私に電話をしてきました。営業マンのいる事務所から工場までは、車で30分ほどかかります。
「今日生産する予定があるけど、時間はわからないから、生産計画の担当者に電話して聞いたほうがよい。」
と伝えました。
営業マンは、生産計画の担当者に時間を聞くことなく、てきとうな時間にやってきたのですが、その時間ではお目当ての製品の生産が始まっていませんでした。
生産計画の担当者は威圧感のあるひとで、その営業マンはそのひとを苦手としていたのです。電話したくないなと思ったのでしょう。で、時間を聞かずにやってきたら、生産していなかったのです。
なんてバカなのだろうかと思いました。
自分がそのこわい生産計画の担当者と話をしたくないから、そんな行動をして、ムダな時間を過ごしているのです。
たとえこわい思いをしたとしても、生産している時間にやってきて見れるほうがいいじゃないですか。
ムダにはこういったことも含まれます。
自分のやっていることを再点検して、ムダが含まれていないか見るべきなのです。
ムダを排除して空いた時間を、自分がやりたいプラスαのことに当てるのです。
従来任されている仕事、やらなくてはいけない仕事はこなしているのですから、まあ文句は言われないでしょう。
そうして、社内のだれかの役に立つことを実践していきたいのです。
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