お腹いっぱいに、栄養の豊富なモノをあれこれと食べること。これが健康にとって大事なことのように思いますよね。
でも、「少食はよいことだ」、「人間は少食のほうが力を発揮できる」といった言葉を書籍のなかで読むこともあります。それに、影響されて、少食生活、生野菜と果物だけを食べる生活を送って、どんな変化があるのかを試してみました。
食べ過ぎの功罪
「あ~食べた~。お腹いっぱい!」
おいしいものをお腹いっぱい食べるのは、幸せな気分になれますよね。
でも一方では、健康や美容、アンチエイジングの本を読んでいると、食べ過ぎはよくないぞ、との言葉に出くわします。少食のメリットがうたわれているのです。
なぜ食べ過ぎはよくないか。
老化を促進する要因のひとつに活性酸素があります。活性酸素は、強い酸化力をもっていて、細胞や遺伝子を錆びつかせてしまいます。若いころは活性酸素に対抗する力があるのですが、年をとるほどに活性酸素を除去する能力が低下してしまうのです。
堀江重郎氏の著書「ヤル気が出る! 最強の男性医療」によれば、この活性酸素は、カロリーをとればとるほど、つくられてしまう。
食べ過ぎは、必要以上に活性酸素をつくり出してしまい、それが老化にもつながってしまいます。ここに少食のメリットがありそうですね。
「できる男は超少食―空腹こそ活力の源 !」を書いた船瀬俊介氏によれば、おなかがぐぅ~と鳴って空腹感を感じるようになると、長寿遺伝子のスイッチをオンにすることができ、生体は生きのびるための生体防御システムを発動するというのです。
その指令によって、体細胞は保護バリアで守られ老化が抑制されます。それが活性酸素や紫外線から遺伝子を守り、老化を防ぐとのこと。
これは多くのひとが感じることでしょうが、私の経験からいえる話では、昼食をがっつり食べると、その後の仕事があまり集中できなくなってしまいます。ひどいときには睡魔が襲ってきてしまいます。
少食を試してみた
実際に朝と昼を少なめにして、少食を試してみました。やや空腹気味かなといった時間があります。たしかに、集中するには、このくらいがよいのかも、と思いました。
前出の船瀬俊介氏は、朝3時に起床して、お茶と梅干を口にして、執筆活動に集中するといいます。昼はお茶のみです。夕食だけは栄養バランスのよい食事をしっかり食べるようです。
私も、朝食を抜く生活を試してみました。たしかに悪くはないのですが、そこまでよくもないといった印象です。
仕事が執筆であれば、船瀬氏のような朝昼はまともに食べない食生活でもいけるような気もしますが、身体をつかう仕事をしているひとにとっては、厳しそうに思います。
野菜と果物だけの生活を試してみた
菅原由香子氏の「肌のきれいな人がやっていること、いないこと」には、3日間、基本的に生野菜と果物だけを食べる生活、「プチ断食」の提案があります。
食べる行為自体が酵素を大量に消費するのですが、生野菜と果物だけを食べる生活を行うと、生命の維持に直接関係しない肌の代謝に十分な酵素が回されることになり、美肌になるというのです。
私は、1週間、完全に生野菜・果物だけを食べる生活を送ってみました。その後も、ご飯は食べず、生野菜・果物を中心として、プラスαで惣菜を食べる生活を3週間ほどしました。
その結果、肌がキレイになったかとうかに関しては、あまり変わらなかったように思います。それよりも、ほかの点で気になったことがありました。よかった点と悪かった点を書きますね。
よかった点
- 口臭がしなくなったこと
- 体臭がしなくなったこと
- おならがクサくなくなったこと
- 便がすっきりとしたこと
です。
全般的に臭いがなくなりましたね。よい匂いすらしてきたようにも思えます。また、
- 身体も軽くなった
ように思いました。
悪かった点
見た目が劣化したことです。
- 頬が痩せこけた
- ほうれい線が強くなった
- ほうれい線の外側のシワも強くなった
なんだか痩せてきているかもな~と思っていたら、職場のひとに「顔が痩せてきているよ」と言われて、やっぱりそうかと思いましたね。周りのひとから、よく言われました。
私の場合、こうなってしまったのは、もともと痩せ形であったからかもしれませんが、野菜・果物生活は、あまり継続しないほうがよいかなと思いました。
その後、脂っこいものや炭酸ジュース、生野菜・果物を食べ、菓子類などはあまり摂らないようにしつつ、ふつうに米は食べる生活に変えました。これが一番合っているように思います。
朝食と昼食の量に関しては、多く食べないほうがいいですね。
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